2023年に買ったモンハンライズ・サンブレイク。
アクションゲームが下手な私でも里守武器・クロオビ装備のお陰で、里クエはエンディングまで見ることができた。
が、集会所の緊急クエスト・星4「青いヌシ」で、私はつまずいた。このクエストは百竜夜行である。
里クエの百竜夜行は、わけが分からないままプレイして、わけが分からないままクリアできた。
しかし集会所の百竜夜行は、わけが分からないままプレイして、わけが分からないままクエストに失敗した。
攻略動画を見てから再チャレンジするも、全く歯が立たない。うまく立ち回れる気が全然しない。
戦意喪失した私はそのまま、モンハンライズをプレイしなくなった。
1年後、2年後と、ふとモンハンライズのことを思い出してプレイすることはあった。
しかし百竜夜行には挑戦しない。苦手意識が強すぎて、プレイする前から「ソロでは絶対無理」と投げ出していたのである。
通常のクエストで操作のカンを取り戻し、まあまあ動けるようになっては「ハンターランクを上げるには集会所の百竜夜行に挑戦せねばならない」という場面になる。そういう状態になるたびに、私は夫に「百竜夜行、手伝って」と頼むのだが、夫は「モンハンは操作を思い出すまでが大変だからやりたくない」と拒否。
私は夫の他にゲーマーの知り合いがおらず、野良マルチはやる勇気がない。
夫に何度も「手伝って」と頼んでは拒否され、やがてライズのプレイをしなくなる。
それを3年、繰り返した。
2026年8月。
己の特性である「過集中」になりそうになった私は、意識を切り替えるために4ヶ月ぶりにライズをプレイした。
楽しむためのプレイではなかったが、せっかくだからしばらくプレイを続けてみようかな、という考えがよぎる。
そうすると、また集会所の百竜夜行に道を阻まれるだろう。
夫にダメ元で「手伝って」と頼む。「やだ」と即答される。
野良マルチは……やはり嫌だ。
それなら、ソロでどうにかするしかない。
私はAIのジェミニに「アクションゲームが下手な中年がゲームクリアするには、何回ぐらい練習すればいい?」と尋ねた。30回から100回、とジェミニ。
私は本当に下手だから、百竜夜行クリアには100回は練習が必要だろう。
まあ、どうせ暇だし、飽きるまでなんとなく続けてみるか。
軽い気持ちで百竜夜行の訓練クエをプレイし、そのまま里クエの百竜夜行星3オサイズチと星4ビシュテンゴをプレイ。一応、クリアはできた。8月23日のことである。
その日から、私はコツコツと里クエで百竜夜行の練習をした。
以下、その時の記録。
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8月24日、練習2日目。里クエを3回プレイ。
初めてヨモギやフゲンといった制限型を設置できた。いっぽう、翔蟲を上手く使えず、何度も設備を飛び越えて向こう側へ落ちてしまった。
8月26日、練習3日目。里クエを2回プレイ。
翔蟲の使用ミスは無かったが、射撃タイプのモンスター(飛んでるやつ)にボコボコにされて1乙した。バリスタの配置場所を見直す。
8月27日、練習4日目。里クエを4回プレイ。
バリスタでガードすることをようやく覚える。また、現在登場しているモンスターのアイコンが、画面右上に表示されていることに初めて気づいた。これにより射撃タイプの対応を早くできるようになった。
その代わり、反撃の狼煙が上がったあとの通常武器での攻撃を外しまくった。百竜夜行以前のPスキルが足りないと思い知る。ちなみにこの日、翔蟲を使わなくても壁をよじ登れることを初めて知った。
8月30日、練習5日目。里クエを1回プレイ。
最後の大物が登場するまで、最終関門までモンスターに到達されなかった。バリスタでのガード成功率も上がったように感じる。そろそろ集会所で練習したほうがいいかなと考える。
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そして8月31日、練習6日目。
この日は集会所での百竜夜行……私が3年前にプレイを断念した、星4の緊急クエ「青いヌシ」の練習をすることにした。
「青いヌシ」の百竜夜行は里クエのとはまた少し流れが異なる。
どうせ失敗するだろうから適当に気楽にやろうと、クエストを受注してプレイ開始。
第一波、第二波は里クエの百竜夜行とほぼ同じ流れ。違いは大物よりも破壊タイプを優先的に攻撃することだけ。
第二波を防衛した後、攻略動画で予習した通りに、ファストトラベルで支給ボックス前まで戻る。
最終エリアの設備を整えてから、第1エリアまで戻る。
第三波が開始。破壊タイプを中心にバリスタで撃退していたと思うが、よく覚えていない。
しばらくしていよいよヌシ・アオアシラの登場。攻略動画で予習した通りに、ちょっとだけバリスタでダメージを与えておいてから、ヌシが最終エリアへの移動を開始するのと同時にファストトラベル。最終エリアへ移動。
「上にいてもヌシに吹っ飛ばされるだけ」と攻略動画で予習していたので、最終エリアではずっと下にいた。
こちらの装備は里守・クロオビなのでそう簡単には死ぬまい。里守バリスタ・里守大砲たちのオトリになりつつ、通常武器でヌシを攻撃する。ちなみに私はハンマー使いである。
ヌシを攻撃したりヌシに攻撃されたりを続けているうちに、私は自分でも気づかない間に1乙していた。
乙ったか。やっぱり、今回はクエスト失敗だろうな。
そんなことを思いつつも、必死にプレイを続ける。
やがて画面右下に「ヌシが大技を出す気配」と表示された。
攻略動画で見たやつだ。私は若干焦りながら、ヌシの近くにフゲンを配置した。
ヌシが大技を繰り出す。フゲンは……止めてくれたのか? よく分からない。
ヌシの攻撃を避けながら、ヨモギちゃんを設置できるようになっていることに気づく。
「ヨモギちゃんは強いから必ず設置」そんなアドバイスを攻略動画で見た気がする。アワアワしながらヨモギちゃんを設置。ガトリング砲を撃ちまくるヨモギちゃん。確かに強い。
再び大技の予告が表示される。攻略動画では、破龍砲を大技が出る直前に撃っていた。破龍砲はどこだ? こっちだった気がする。……あった。狙いを定めて発射。当たったようだけど、大技を防げたかどうかが分からない。
アワアワしながらヌシに通常攻撃。何度も吹っ飛ばされ、何度も回復薬を使う。
そのうち、強襲タイプのモンスターが現れた。ここだ、ここでウツシ教官だ。ウツシ教官を設置し、操竜状態になったオサイズチ(だったかな?)に乗る。
攻略動画では「操竜はドラを鳴らしてから」と言っていたが、そんな余裕はない。あ、でも今、既に反撃の狼煙が上がってる状態だ。ラッキー。
推定オサイズチを操って、ヌシに向かってひたすらAボタンを連打。
そしてXとAを同時に押して大技を繰り出したら……ゆっくりと倒れるヌシ・アオアシラの映像とともに「メインターゲットを達成しました」の文字が表示された。
「やった!」私は叫んだ。「やってやったぞ」という叫びというよりは、「え? クリアした? ほんとに?」という驚きの声というほうが近い。
たまたま家にいて一部始終を見ていた夫が、両の手のひらをこちらに向ける。勝利のハイタッチ。
こうして私はライズの購入から3年目にして、百竜夜行をソロでクリアしてハンターランクが4になったのであった。
3年前には、わけが分からないまま失敗し、「ソロでは絶対無理」と思っていた集会所の百竜夜行、「青いヌシ」。
それが今では、バリスタでガードし、モンスターのアイコンを確認し、ヨモギちゃんを設置し、フゲンやウツシ教官を使い、最後はオサイズチを操竜してヌシを撃破できた。
100回の練習を覚悟していたのに、実際は10数回の練習でクリアすることができたのである。
実際、私はアクションゲームが下手だが、下手という事実よりも「挑戦する前から諦める」姿勢のほうが問題だったのかもしれない。
下手でも予習と練習をしっかりやれば、どうにかなるものなのだ。3年前は苦手意識を持ちすぎていた。
この経験を元に、この先待ち受けている集会所の上位クエも、失敗しても諦めずにコツコツと挑戦し続けたい。
つまずいたら、また「100回練習しよう」というつもりで取り組めばいいのだ。
「青いヌシ」をクリアした時のスクショ

