2026年6月14日、夫の運転する車で佐那河内村の大川原高原へ行った。
道すがらのスーパーでペットボトル飲料や行動食を買い、道中の道の駅でトイレを済ませてから山道を車で上る。
「大川原高原→」の標識が見えた頃、雨が降ってきた。
この日は夕方まで晴れという天気予報だったので、すぐにやむだろうと希望的観測な感想を夫と語りながら先へ進む。
大川原高原の管理小屋がある駐車場に着いた時には、雨はバケツをひっくり返したような豪雨へと変貌した。
写真では分かりづらいが、車外はかなりの大雨。
身動きが取れなくなった私たちは管理小屋の前に停めた車内の中で、雨が弱まるのを待つ。
雨はやむ気配はない。
なのに時々、後方から別の車がやってきて、管理小屋左手の坂道を上っていく。
「みんなあそこに行っているな。僕たちも行ってみよう」
そう言って車を動かす夫。
こんな雨の中を進んで大丈夫かと心配になったが、何事もなく坂を上りきれたので安心する。
坂を上った先は開けた別の駐車場があった。中央にトイレがあり、車が数台、停まっている。皆、この豪雨で動くに動けない状況となっているのだろう。
「雨、早くやまないかな?」と思っていたら、今度は霧が出てきた。
なおさら移動できない状況になった。ひたすら車中で霧が晴れるのを待つ。
霧は無情にもますます濃くなったりしたが、
霧で羽根の部分が隠れてしまった風車
夫は「トイレに車を横付けしてトイレに行ってくる」と車を動かす。
で、トイレの近くまで移動したら、ガコン!!と強い衝撃が車体と私たちを襲う。
後で分かったことだが、トイレのそばには切り株があったらしい。そこに車をぶつけてしまったようだ。
びっくりしたし車に傷が入ってしまっただろうが、誰も怪我はなかったのでとりあえずは良しとしておく。
夫のトイレが終わった後は別の場所に駐車し、雨がやんで霧が晴れるのを待つ。
全然やまないし晴れない。不安になる。
そのうち雨足が弱まり、その隙に私もトイレを済ませた。ウォシュレット完備の清潔なトイレだった。
このまま雨がやむかなー?と思っていたらまた激しく降る。というのを3回ほど繰り返した。(トイレにも3回行った)
雨が一瞬やんで霧が薄まった間に、駐車場の向こうに広がる空間を撮影する。
手前に見える植物はすべてアジサイで、時期が良ければ視界いっぱいの色づいたアジサイを見ることができたらしい。
この日は既に梅雨入りしていたが、ここは高原なので気温がふもとより8℃も低い。見頃はまだ先だったのだろう。
残念だなーと思いつつ、車内に戻ったらまた霧が出てくる。
霧の中、山道を運転するのは危なすぎるので、ひたすら霧が晴れるのを待つ。ぐったりと待つ。そのうち、早く帰りたいという考えで頭がいっぱいになった。あと、疲れた。
大川原高原に着いたのは10時20分。
スマホで天気予報アプリの雨雲レーダーをよく分析し、夫が「このタイミングで下山すれば霧で視界が覆われないだろう」と判断して下山を開始したのが13時のことだった。
2時間半も駐車場で足止めを食らっていた計算になる。そのうち2時間ぐらいは車内にいたと思う。そりゃ疲れるわ。
山の天気は変わりやすいと言うが、ちょっと舐めていたのかも知れない。
下山中、私たちの車の前に、何かが立ちふさがった。
子鹿だ! かわいい!!
嬉しくなった私はとっさにスマホを取り出し、パシャパシャと撮影する。
子鹿はしばらく立ちすくんだ後、右手の崖を登って逃げようとしたが崖を登れず転落。
その後、私たちの進行方向へ向かって走り去って行った。
1時間ほどかけて下山したあと、町のマックへ寄ってハンバーガーをテイクアウト。
帰宅後、夫と一緒に遅い昼食を摂った。
雨だし霧だしアジサイはまだ色づいていないしで散々な1日だったが、たまにはこんな非日常もいいだろう。子鹿も見れたし。
大川原高原のアジサイは7月頃が見頃とのことなので、またリベンジしに再訪したい。