無念の波遊び

2016/09/01

エッセイ・感想

t f B! P L
 今日は海へ行った。


 今年海へ行くのはこれで2回目。
 前回行った時は軽く波遊びをしただけで物凄く楽しかったので、期待して行った。


 だがこの前寝込んで復活してから、今日でまだ4日目だ。
 外で遊ぶには早かったらしい。


 と言うのも、海までの移動時間だけで体力の大半を持っていかれ、砂浜へ着いた頃にはもうヘトヘト。
 ズボンの裾をまくって水の中へ入っても「楽しい」と感じられない。


 この時は何故か分からなかったが、たぶん疲れで楽しさを感じる余裕が無かったのだろう。
 「なんでこの前みたいに楽しくないんだろう……」と不思議に思いつつ、脚で波を受け止め続けた。


 遊ぶ気満々だった家人の手前、しんどいとも言えず、波に膝下を浸けること数十分。
 元気の無い私の様子に気づいた家人に促され、海を後にした。

 帰宅後はぐったりしてすぐに眠り込んでしまった。



 今回はこのような結果になってしまったが、前回海で遊んだ時の感動は忘れられない。

 あの時は波の中に入った途端、全身が急速に癒され、気分が一気に高揚するのを感じた。
 神秘的ですらあった体験だった。



 時期的に来年になってしまうだろうが、次に海へ行く機会があったら体調をしっかり整え、あの時の感動を再び味わいたい。



QooQ